2004年9月13日
「2004〜2005、JBL、WJBL特別ルール」におけるテーブル・オフィッシャルズの任務の変更点
(財)日本バスケットボール協会
審判部 TO委員会/規則委員会
1 スコアラー
(1) オルタネイティング・ポゼション・ルール
@ 第1ピリオドを開始する時だけセンター・サークルでのジャンプ・ボールを行う。
第2、第3、第4ピリオドと各延長時限の開始は、オフィシャルズ・テーブルから遠い方のセンター・ラインのアウト・オブ・バウンズからのオルタネイティング・ポゼション・ルールによるスロー・インを行う。
後半から攻めるバスケットが変わるので、前半(第2ピリオド)が終了した時に速やかにポゼション・アローの向きを変え、第3ピリオドを始める時にオルタネイティング・ポゼション・ルールによるスロー・インのボールが与えられるチームが攻撃する方向を正しく示すようにする。
A 第2、第3、第4ピリオドと各延長時限を始めるスロー・インのときにボールがスロー・インをするプレイヤーに与えられてからスロー・インされたボールがコート内のプレイヤーに触れるまでの間にファウルやヴァイオレイションが起こった場合は、そのファウルやヴァイオレイションはプレイのインターバル中ではなく競技時間中に起こったものとして処理する。
ファウルが宣せられた場合は、ポゼション・アローの向きは変えない。
スロー・インをするチームにヴァイオレイションが宣せられた場合には、オルタネイティング・ポゼション・ルールによるスロー・インは終わったことになるので、ポゼション・アローの向きを変える。
(2) 交代
@ ヴァイオレイションの後でも、どちらのチームにも交代が認められる。
ヴァイオレイションが宣せられた時も、ファウルが宣せられた時と同様に、どちらのチームから交代の申し出があっても交代が認められる時期が終わる前に合図器具を鳴らして交代を知らせる。
パーソナル・ファウルの罰則(チーム・ファウルの罰則も含む)によるフリースローの場合、フリースロー・シューター側のヴァイオレイションが宣せられた時も、フリースロー・シューターを含んでどちらのチームにも何人でも交代が認められることになった。この場合は、フリースロー・シューターのヴァイオレイションが宣せられた後で交代の申し出があっても、その交代はどちらのチームにも認められる。ただし、最後のフリースローでフリースロー・シューターの相手チームにヴァイオレイションが宣せられ、フリースローのやり直しをする場合は、フリースローが終わってないので、交代は認められない。
チャージド・タイム・アウトの間は、どちらのチームにも交代が認められることに変わりはない。
(3) アンスポーツマンライク・ファウル
@ 1プレイヤーにアンスポーツマンライク・ファウルが2回記録された時は、そのプレイヤーは失格・退場になる。
1プレイヤーにアンスポーツマンライク・ファウルが2回記録された時には、直ちに合図器具を鳴らして審判に知らせる。
2 24秒オペレイター
@ ジャンプ・ボール・シチュエイションになったとき、それまでボールをコントロールしていたチームに引き続きスロー・インのボールが与えられる場合も、24秒の残り時間を継続して計る。
24秒が継続されるケースが増えたので、24秒オペレイターは、審判の合図が鳴った時は24秒計をすぐにはリセットせずにまずストップし、状況をよく判断してその後の操作を正しく行わなければならない。